結局お勧めってなんなの?
という問いに対する答え。
そんなものはないのかもしれない、いや、ホントに。
だって、予算も人それぞれだし、ボディのデザインもそうだし、撮りたいものもやっぱり人それぞれ。
よくあるのは、なんかカメラが欲しい、というひと。撮りたいものは特別ないけどカメラが欲しいってやつ。
もちろん、購入してからいろいろ撮りたいものを探すのもありだとは思うけど、それだったら予算は3万円とかじゃない方がいい。
6~8万円くらいが望ましい。
これくらいあれば数年前の中級機か、もしかしたらもっと上位機種も狙えるかもしれない。
正直言って3~4年くらい前の中級機種ならば、普通に使う分には困ることはない場合がほとんど。
要するにそこそこスペックがあればどんな用途でもある程度応えてくれるハズってこと。
ここで、もし、撮るものが決まっているならば、それに合った機種を選ぶといいが、そうでないのなら、もうメーカーの好みでも、本体のデザインでも、シャッターフィーリングでも、持った時の感触でも、色でも、背面モニターの奇麗さでも、好みのものを選んだらいいと思う。
「とりあえず自分の好みがわからんねん! 結局、あんたのおすすめはなんやねん?!」という人へ僕がオススメするレンズ交換式のミラーレスは、中古の「フジフイルムX-T20・レンズキット」一択。(7万円台)
他社のものでも中古レンズキットで6~8万円代クラスのものはたくさんあるが、ここは初めてのカメラということで、レンズ付きのキットがいい。となると、やっぱりレンズが良いカメラを購入するのが一番だ。
X-T20に付いている標準ズームのキットレンズは換算27~82㎜で開放f2.8~4.0と明るく、キットレンズとは思えないレベルの解像力もある。本体の性能はどの機種どのメーカーもそんなに変わらないので、レンズの良いものを選ぶというのが僕の結論だ。後々本格的に写真が趣味になってもこのレンズなら普通に使っていけるくらいの実力を秘めている。
要は本体ではなく、付いてくるレンズでおススメが決まるというわけ。
でも、だからといって本体がイマイチだったら本末転倒、X-T20は現行のAPS-Cセンサー機と比べて特に問題があるほど劣ったところはない、というより後継機種のX-T30と比べても大きく差があるカメラではない。
そんなカメラが7万円ちょいくらいなら購入する価値は充分ある。(2019年10月現在)
結局、この7万円ちょいを高くするか安くするかは、後々の購入者次第というわけなのだ。
最終的に趣味というのは自分の価値観で決まるのだから。
撮影/すべてA7M3
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